Coach qualification

コーチ資格

コーチ資格とは
USPA コーチ資格とはUSPAインストラクションの3資格のうちの1つで、インストラクション資格としては入門的な資格にあたります。 インストラクション資格にはコーチの他に、インストラクターとインストラクターを試験するインストラクターイグザミナーの計3つがあります。コーチは上位資格であるUSPAインストラクター監督の下、初心スカイダイバーに対してスカイダイビングの基礎的な知識、技術をコーチすることができる資格です。
コーチの役目
コーチングを通し、初心者スカイダイバーの知識的、技術的側面の育成に貢献することが主としての役目です。 コーチの役目として以下のものがあります。
  • 装備の説明をすること。
  • フリーフォール技術のコーチをすること。
  • キャノピー(パラシュート)コントロールのコーチをすること。
  • 非常事態時の対処法を教えること。
  • 集団でのスカイダイビングの基礎説明をすること。
  • 空白期間を持ったスカイダイバーへの復習支援をすること。
  • 初心者スカイダイバーとの実演習(一緒にスカイダイビング)
ただし、いずれも上位資格であるインストラクター監督の元、コーチを行うことになります。 「スカイダイビングのライセンス」の項目でも記載しましたが、A.F.F.スクール卒業とAライセンス取得の間であるスチューデントはコーチ以上のインストラクション資格を持つ人とだけ一緒にスカイダイビングをすることができます。そこで他の人と一緒にスカイダイビングをする技術をスチューデントに徐々に習得させていくこともコーチの役目です。
コーチになるための条件
USPAコーチになるためには以下に示す条件を満たす必要があります。
  • USPA パラシュート降下Bライセンス(50回以上の降下経験)以上であること。
  • 100回以上の降下経験があること。
  • USPA コーチコースを受講し、各項目に対して試験官の承認を得ること。

コーチレーティングコース

マニュアル
[コーチレーティングコース]
イントロダクションとオリエンテーション
A.USPAコーチとは何か?
  1. 1.USPAコーチとはUSPAが管理する3つのインストラクターレーティングの最初の1つで、その後にインストラクター、インストラクター試験官が続く。
  2. 2.USPAコーチは次のことができる。  
    1. a.グランドスクールで特定の方式によらない一般部分のトレーニングを指導する
      1. (1)ファーストジャンプに関係する装備の習熟
      2. (2)キャノピーコントロールの基本
      3. (3)パラシュートエマージェンシーの手順
      4. (4)ランディングとランディングエマージェンシー(障害物)
      5. (5)フリーフォールの自己管理ができ、USPA Integrated Student ProgramのカテゴリーEのエアクラフトブリーフィングを完了したスチューデントのためのエアクラフトエマージェンシー
    2. b.タンデム方式からソロへと変わるスチューデントのトランジショントレーニングの一般的な部分を教える
    3. c.USPAインストラクターによって認められたスチューデントと、グループフリーフォールのスキルのトレーニングとジャンプを行う
    4. d.グループフリーフォールスキルジャンプにおいて、スチューデントとグリップしてエグジット
    5. e.ライセンスのあるスカイダイバーのリフレッシュジャンプを監督する
    6. f.ライセンスのあるスカイダイバーのリフレッシュジャンプを監督する
      1. (1)全てのグランドトレーニングは適切なレーティングのインストラクターによって行われなければならない
      2. (2)スチューデントはエアクラフトエマージェンシーに対し、自分で対処できるようにインストラクターから訓練されていなければならない
  3. 3.USPAコーチと共に行われる全てのスチューデントトレーニングとリフレッシュジャンプは、適切で有効な資格を持ったUSPAインストラクターの監督の下行わなければならない。
  4. 4.USPAコーチになる者は、以下の条件を全て満たしていなければならない。  
    1. a.18歳以上であること
    2. b.USPAのBライセンスまたは同等のFAI資格
    3. c.100回以上のジャンプ
    4. d.USPAコーチプロフィシェンシーカードを完了していること
    5. e.USPA本部に登録されたUSPAコーチレーティングコースを完了していること
B.このコースの性質
  1. 1.ストラテジー  
    1. a.このコースは大人がスカイダイビングをするための訓練に効果的な方法を教える b. 志望者はUSPA Integrated Student Programの限られた部分に、これらの方法を適用することを学ぶ
      1. (1)ファーストジャンプコースの特定の方式によらない一般の部分
      2. (2)カテゴリーFからHのグループフリーフォールスキル
      3. (3)航空機内でのスタティックラインまたはIADのスチューデントの監督、クライムアウトとエグジットの間とカテゴリーCの安定したプルへと続くフリーフォールの観察
  1. 2.コースの長さ:様々な形式と材料を使い発展したこのコースは通常丸3日かかる。
    1. a.クラスのサイズにかかわらず
    2. b.コースの志望者3人に対し1人の評価者
C.誰がこのコースを指導するのか?
  1. 1.過去24ヶ月以内に少なくとも1回のUSPAコーチコースを指導したコーチ試験官
  2. 2.コース評価者としての資格の全て条件を満たしている人
D.USPAコーチ試験官になるには
  1. 1.USPAインストラクターで以下の資格がある人
    1. a.USPAインストラクターレーティングを現在保持している
    2. b.過去12ヶ月に100回のフリーフォールスチューデントトレーニングジャンプをしている、または合計で300回のフリーフォールトレーニングジャンプをしている
    3. c.15回のソロスチューデントのファーストジャンプコースを指導している
    4. d.コーチ試験官の直接の監督の下、15回のコーチ評価ジャンプを行っている
    5. e.インストラクター試験官レーティングコースを完了
    6. f.USPAのDライセンス
    7. g.USPAコーチレーティングコースの試験官からの推薦状がUSPA本部に提出されること
  2. 2.評価者
    1. a.どのコースの評価者にも以下の条件が必要である
    2. b.USPAコーチレーティングコースに合格するために必要なエアーの技術を、コーチレーティングコース試験官に示したUSPAインストラクター
    3. c.そのコースをUSPAに登録したコース試験官によって指名されたこと
    4. d.すべての評価に責任のあるコース試験官によって監督されたこと
E.このコースをパスするために必要なこと
  1. 1.このコースに優先して
    1. a.監督するUSPAインストラクターは、ファーストジャンプコースとコースの一部の間、個々の志望者のコーチングスキルやコミュニケーション能力を観察し評価する
    2. b.志望者は、持込み可の筆記試験で少なくとも80%の質問に正しく答えなければならない。範囲は以下のとおり
      1. (1)FAR 105(SIM Section 9-1)
      2. (2)USPA Basic Safety Requirements and waivers(SIM Section 2-1)
      3. (3)この概要
マニュアル
[コーチレーティングコース]
セクション1 イントロダクションとオリエンテーション
  1.  
    1.  
      1. (4)USPAコーチレーティングコースに関連した記事
      2. (5)USPA Integrated Student Program(SIM Section 4)の一部
        1. (i)カテゴリーAのソロ一般セクション
        2. (ii)カテゴリーFからHのフリーフォールセクション
  1. 2.コースの間
    1. a.監督するUSPAインストラクターが、各志望者がUSPAコーチが教える資格のある下記のISP要目のトレーニングセッションをしているのを観察する
      1. (1)ファーストジャンプコースの一般部分からのサンプルレッスン
      2. (2)カテゴリーFからHのフリーフォール部分
      1. b.志望者は少なくとも2回のフリーフォールトレーニングを含む評価ジャンプを成功させなければならない。
      2. c.志望者はディーブリーフィングのスキルも評価される。
      3. d.特権の始まり
        1. (1)どのインストラクターレーティングの特権もレーティングコースの修了によって始まり、志望者のログブックへのコーチ試験官の署名により、30日間有効となる
        2. (2)30日の猶予期間後もレーティングを有効にするためには、本部で処理されなければならない
F.コーチコースに挑戦する、または期限の切れたコーチレーティングを更新する
  1. 1.USPA以外の有効なコーチ(または同等のもの)のレーティングを持っている人、または期限切れのUSPAコーチレーティングのある人は、
    1. a.USPAインストラクターまたはUSPAコーチコース評価者をしているインストラクター試験官と共に、少なくとも1回のコーチレーティングコースの評価ジャンプを行うこと
    2. b.1回の全ファーストジャンプコースを補佐すること
    3. c.USPAのレーティング更新セミナーに出席すること
    4. d.コーチコースの筆記試験に80%以上のスコアで合格すること
  2. 2.その他の人々は
    1. a.コーチレーティングコースの評価要項のトピックスから、2つのトレーニングセッションを行い成功させること
    2. b.ISPのカテゴリーFからHの下記のトピックスを教える能力を示すこと
      1. (1)フローターエグジット
      2. (2)ダイブエグジット
      3. (3)前進とドック
      4. (4)フォールレート
      5. (5)認識されたトラッキング
    3. c.十分なディーブリーフィングができる能力を示すこと
    4. d.ジャンプ前の装備のチェックを正しく行うこと
    5. e.2回のエアーの評価に合格すること
    6. f.80%以上のスコアでコーチコースの筆記試験に合格すること
      1. (1)どのインストラクターレーティングの特権もレーティングコースの修了によって始まり、志望者のログブックへのコーチ試験官の署名により、30日間有効となる
      2. (2)30日の猶予期間後もレーティングを有効にするためには、本部で処理されなければならない
  1. 3.だれでもコーチコースに挑戦しUSPAコーチレーティングを得ることができるが、コーチレーティングのための全ての必要条件を満たさなければならない
G.コーチレーティングを最新にしておく
  1. 1.USPAコーチはそのレーティングをUSPA会員資格と共に、更新費用を払うことと、下記いずれかの条件に対しUSPAインストラクター、インストラクター試験官、USPA委員会のメンバーの署名のある書類を提出することによって毎年更新する
    1. a.USPAインストラクターまたはUSPAコーチコース評価者をしているインストラクター試験官と共に、少なくとも1回のコーチレーティングコースの評価ジャンプを行うこと
    2. b.そのレーティングが最初12ヶ月以内に得られたものである
    3. c.期限の切れたUSPAコーチレーティングの更新条件を完了している
  2. 2.スカイダイバーは自分自身のレーティング更新条件を保証できない
  3. 3.より高いレーティングを更新することは、自動的にコーチレーティングを更新する
  4. 4.期限切れのコーチレーティングの更新条件は、セクション1.Fを参照
H.コースの概要
  1. 1.イントロダクションとオリエンテーション(このセクション)
  2. 2.規則、責任、USPAレーティングの構造
  3. 3.文書レイアウト
  4. 4.基本的な指導方法
  5. 5.ファーストジャンプコースの一般セクション
  6. 6.グループフリーフォールスキルトレーニングと評価
  7. 7.装備
  8. 8.コーチジャンプを行う
  9. 9.観察、ディーブリーフィングの戦略と評価
  10. 10.問題の解決
  11. 11.志望者の評価

コーチレーティングカード

コーチレーティングカード
コーチレーティングカード
コーチレーティングカード
コーチレーティングカード裏面
【コーチレーティングカード/裏面の和訳】 USPAのインストラクターレーティングは、USPAスカイダイバーズインフォメーションマニュアルとUSPAインストラクショナルレーティングマニュアルの現行版に概要が記されたある特権を与えます。レーティングの特権は、現在USPAの会員で、初めのレーティングと更新の条件を全て満たし、会員資格とレーティングの中断や取消しがされていない場合に与えられます。
USPAのインストラクターのレーティングの最新情報に関してはこちらへ。
USPA(540)604-9740、9:00-5:00東部時間、e-mail safty@uspa.org
USPA, 5401 Southpoint centre Blvd., Fredericksburg, VA 22047
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