To fly by yourself

一人で飛ぶために

初心者トレーニング

スカイダイビングを本格的に習いたいと思ったら、初心者養成プログラムを受けなければなりません。 ここ藤岡スカイダイビングクラブでは、AFF:アクセルレイティッドフリーフォールという世界で最も安全で上達が早いと認められている初心者教育システムを取り入れています。
初心者トレーニング
未経験者が知識や方法を習うグラウンドトレーニングから、実際にハーネスを掴んだ状態でスチューデントをフリーフォールさせて実地教習したり、無線によるキャノピーの操作指導等、車の教習課程のように各段階に応じたTLO(課題)を習得させていき、スチューデントが自分で自分の安全を管理出来るようになるまで指導するトレーニングプログラムです。スチューデントは最短で8回のジャンプを実施したのち、一人で飛べるようになります。それぞれの課題をクリアすれば次の課題に進むシステムのため、習得度によって同じレベルを繰り返す場合もあります。 半数以上は最短8回で卒業しています。また、それぞれのレベルにおける課題についてはインストラクターがスチューデントの習熟度をみながら実施するため、内容に若干差異はありますが、標準的な課題は、概ね次のとおりです。

地上講習(グランドトレーニング)

まず、地上で1日かけてグランドトレーニング(地上講習)を行い、空中姿勢、パラシュートの操縦方法、緊急時の対処方法など、初めてのスカイダイビングに必要な事項を学びます。ここで習うことは、スクールにおいてはもちろんの事、AFF卒業後も含めて将来に行う全てのジャンプの基本となる内容です。

AFFレベル0:AFFレベル1に向けた準備

タンデムシステムでAFFレベル1のジャンプを行いますが、フリーフォールを経験する事が最大の目的です。 ただし体験ジャンプとの違いは、インストラクターによる直接の指導のもと、空中姿勢やダミーのリップコードを引く動作や、パラシュートのチェックや操縦をスチューデント自らが行います。

AFFレベル1:空中姿勢、PRCP、高度の認識、実際のプル

タンデムシステムでフリーフォールを行い、空中姿勢について実地で指導をうけます。空中で自由落下の間、腕を動かして安定した空中姿勢を保つ練習を行います。目標に対して正対することや、高度計の確認、そして決められた高度でリップコードを引く動作を行います。

AFFレベル2:左右ターン、前進

タンデムシステム。フリーフォール中の左右ターンや前進動作を行います。水平方向の安定を保つように意識して自由落下を練習します。足に注意してコントロールします。リラックスしたアーチ姿勢をとり続ける練習をします。

トンネルプログレッション

1.ニュートラルポジション
2.高度確認
3.ホバーコントロール(ターンした時の止め方)
4.グリップの練習
フライト終了後、担当したフライステーションインストラクターがスチューデントのログブックに内容を記載します。(日時、講習内容、評価、今後のアドバイス、フライトの時間など)

AFFレベル3:リリースダイブ、ホバーコントロール

空中でのスチューデントの状態が安定していれば、2名のインストラクターが、空中でスチューデントをリリースし、安定していられるかどうかを観察します。もちろんインストラクターはすぐそばでいつでもスチューデントを見守り、問題があれば再びホールドし、安定したら時間の許す限り再びリリースしてスチューデントの空中姿勢コントロールが行えるかを観察します。

AFFレベル4:ヘディングコントロール

このレベルからインストラクターが1名になります。インストラクターがスチューデントの目の前に移動し、リリースします。スチューデントは単独で目の前のインストラクターに正対(ヘディング)し、安定した姿勢をとることが目標となります。

AFFレベル5:単独での左右ターン、前進

1名のインストラクターに対してヘディングをとりながら、単独で左右ターンや前進を行います。

AFFレベル6:ソロエクジット、バックループ

今までエクジット(航空機からの飛び出し)の際は、インストラクターがホールドした状態でエクジットを行ってきましたが、このレベルで初めて単独でエクジットを行います。もちろんインストラクターもすぐそばで指導しながら、エクジット時の姿勢などを見守っています。その後、バックループ(空中での360°後方宙返り)を行い、安定したフリーフォール中に意図的に不安定な姿勢を作り、再び安定した姿勢に回復することが目標です。このレベルまで来ると、スチューデントもフリーフォールに慣れてきて、余裕が出てくる人も多い様です。

AFFレベル7:バームアウト、卒業検定

いよいよAFFコース卒業にむけた最終検定です。今までは航空機の進行方向に対して横方向に体を広げて飛び出すエクジットを行ってきましたが、ここで初めてバームアウトと呼ばれる、水泳の飛び込みのようなエクジットを行います。(テレビ映像などで見る一般的な飛び出し方です) スチューデントは、今までのジャンプで習得した技術をインストラクターの前で実地で示し、インストラクターが単独で飛ぶことが可能と判断した場合に卒業となります。 このレベルをクリアーすれば、スチューデントは単独でジャンプ(ソロジャンプ)ができるようになります。但しAライセンス(スカイダイビングでは初級のライセンスです)を取得するまでは、インストラクターの間接監督下でスカイダイビングを行います。
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